山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

明治文化

本を書くためにやったことと感想のまとめ

本を書いた。わりと苦労した。内容についてはおいておいて、本を発売するまでにやったことと感想をまとめておく。 私は日本全国に意味の分からないことを調べている人が沢山いるんだろうなと思っていて、そいういう人々が色々と発表するような世の中になって…

誰でも絶対に出来る上に全く面倒くさくない瞑想法

最近は瞑想がブームみたいなんだけど、面倒くさい。それじゃどうしたら良いのかっていうと、簡易生活的にやればよろしい。 簡易生活のテクニックのひとつに、毎日やることと一緒になにかしたら続くっていうのがある。これを瞑想に応用する。 具体的にどうす…

大河ドラマのいだてんで思い出した真偽不明の話

いだてんっていうドラマが放送されているのを知って、かなり昔に聞いたか観たか読んだかした真偽不明の話を思い出した。 明治時代、あるオッさんが人力車の車夫を集め、メダル狙いでオリンピックに出場させようとするんだけど、アマチュアリズム(プロは参加…

今のところ高校の古典はそのままにしておいたほうがいいと思う

私は明治あたりの文化を調べて遊んでいる人なんだけど、基本的に社会の状態とは関係なく技術は進んでいくが、文化はあっけなく後退したりする。そんな時にはなるべく触らないっていう方策を取るしかない。金ないから古典焼却したほうがいいけど、元号を決め…

新年明けましておめでたすぎるのでお正月向けめでたい明治の娯楽作品を紹介します

お正月はめでたい。だからお正月にはめでたい本を読むのが良い。縁起が良い感じがする。落語なんかでも正月向けのネタがあり、とにかくめでたいものがお正月には向いている。というわけで、お正月向けめでたい明治娯楽作品を2つ紹介していきたい。 『天人娘 …

忠臣蔵は大正時代にも飽きられていた

昔から飽きてた 気が付けば忠臣蔵の人気や知名度が無くなっていたみたいな話をインターネットで見掛けたんだけど、大正時代くらいには忠臣蔵に飽きてる人は多かった。江戸時代くらいから忠臣蔵をアレンジした物語は書かれていたのだから、大正時代以前から忠…

明治の考え方『簡易生活』を読み解き実行する

明治時代に簡易生活という考え方が流行していた。この考え方は日本に深く根付き、良い反応も起こせば、悪い結果を残したりもしている。 今更明治の考え方なんてと思われるかもしれないが、知っておくことで様々な文化をより深く理解することができる。現代で…

オリンピックでサマータイムがマジだった

最近スゲー暑いしオリンピックでサマータイムを導入しますッ!!!みたいなニュースがインターネットに流れてて、またインターネット糞サブ野郎が、換気扇のファンにくっついてる黒いネバネバそっくりのジョークを披露しているのかーって思い、我知らず笑みがこ…

『男が泣くな』はいつ発生したのか

日本には男が泣くなッ! っていうような概念がある。平均的な日本人が「男が泣くなッ!」と聞いて、思い付くのはこの名場面であろう。 『魁!!男塾 31 黒幕の正体!! の巻 (ジャンプコミックス) 集英社 宮下あきら 1991』 『魁!!男塾 33 武幻城崩壊!! の巻 (ジャ…

どうして練習中に水を飲んではいけなかったのか

昔の運動部は練習中に水を飲むのが禁止されていたりしたんだけど、なんでそんなことになっていたのか謎である。 体育会系は馬鹿だからだッ!!!みたいな人もいるんだろうけど、私はなんらかの習慣が発生したのには理由があるっていう考え方をする人なんで、ち…

判断の基準に伝統を入れないほうがいい

なにかを変える、変えないって問題が発生した時に、判断の基準に伝統を混ぜるのは止めておいたほうがいい。伝統だから残さなくてはならないって理屈はない。伝統じゃないからなくしたほうがいいっていうのも、頭にゴミ詰ってるとしか考えられない。伝統かど…

1980年の青年にスマホゲームの面白さを伝えるのは難しいので大正12年の魔法少女の物語を公開します

1980年代の青年にスマホゲームの面白さを言葉で伝えるのはかなり難易度が高い。スマホゲーム面白いし、話せば分るだろって考える人もいるかもしれない。だけど絶対になにがあっても説明するの無理だと思う。そんなもんよかインベーダーゲームのが面白いだろ…

月が奇麗ですねが面倒くさい人向け明治の "I love you"

漱石が "I love you" を月が奇麗ですねって訳したって話があるけど、回りくどくて面倒くさいよな。明治の日本人は我君を愛すとか言わないだろって感じなのだろうが、明治の奴らは基本的に焦ってるため、愛とか恋とか細かいことを気にしてる暇はない。それな…

夏目漱石作品最強ランキングトップ10(暫定版)

漱石作品強さランキングを作った ちょっと必要があり、夏目漱石の作品に出てくる登場人物の強さランキングを作った。というわけで『漱石作品強さランキング』である。 ルール 下記のようなルールを元にして、ランキングを作製している。 人型である 神ではな…

ペリーのミンストレル・ショーとアメリカンポリス24時!の黒塗りはほぼ無関係だと私は思います

「ブラックフェイス(黒塗りメイク)」は人種差別行為か――。昨年12月31日に放映された「ガキの使い!大晦日年越しSP 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」(日本テレビ)の中で、ダウンタウンの浜田雅功が、アメリカの黒人コメディアン、エディ・マ…

明治の稲妻強盗が嫌すぎる

稲妻強盗がいた! 明治時代に稲妻強盗がいた。かなり有名な犯罪者で、現在でもフィクションの世界で活躍しているようだ。 ただし明治や大正時代の犯罪スターの中には、歌や芝居、はては映画の題材にまでなっている者もいる。彼らの中に入ると、稲妻強盗の人気…

創作したことが恥かしくなる社会

現代では質の良い漫画を描いたら褒められる。優れた小説を描いても褒められる。絵でも音楽でも、それが評価に値するようなものであれば、普通は褒められる。それが恥になるなんてことはありえない。しかしかっては、優れた創作物を生み出した過去が恥になる…

少しだけ悪かった気がしたので明治の学校における同性愛の扱われ方を紹介します

cocolog-nifty.hatenablog.com 明治中頃の学校で、同性愛がどう消費されていたのかというと、プラトニックなものが至高とされていた。 流通していた美談として、美少年を付け狙う上級生の不良と、美少年の親友が決闘、喧嘩に負けた不良が武器を使って逆襲し…

こないだの保毛尾田保毛男のおもしろさ

保毛尾田保毛男を巡る問題 フジテレビが30周年を期して、30年前に流行った保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)を復活させたのだが、私は大笑いしてしまった。実際にテレビを見てないのに面白いってすごいなーって思ってたんだけども、LGBTを支援するコミュニテ…

近代的ハゲキャラは明治34年に確立された

近代的なハゲキャラの条件 日本において近代的なハゲキャラが登場したのは、明治も半ばを過ぎた頃である。聖書やら説話やらなんやらかんやらの古い書物にもハゲキャラは出てくるものの、ハゲが押入から出てきたり、髷が薄くなった侍が老いぼれは黙れと罵倒さ…

『読上手』という概念について

かって読上手いう概念があった。 読上手とはなにか? つまらない文章 価値のない文章 どうでもいい文章 こういった文章から『味』や『良い点』を探し出せる能力を読上手と言う。 かって人類は、あまり読むものを持っていなかった。上手くイメージできない人…

素手で便所掃除する教育について1万文字くらいかけて考えていきましょう

謎の風習『素手便所掃除』 日本には研修や教育目的で素手で、便所掃除するっていう風習がある。子供に学校の便所を素手で掃除させるっていうのが有名だと思う。 その他のバリエーションとして、オッさんを見知らぬ街に連行し、便所掃除をさせてくださいって…

白ご飯世界

日本における代用食の歴史はとても長い。ただし本格的に代用食の探究が開始されはじめたのは、明治時代のことである。混ぜご飯やおからの活用などがあったが、最も盛り上がったのは玄米食だった。 玄米は白米と比べ1.3倍の栄養があるため、消費量が7割で済む…

福沢諭吉の合理性が大正時代には群馬の校長へと届いていた

学問のすゝめについて 明治時代の先鋭的な人々は、迷信を嫌う傾向があった。そして合理性を追及していた。彼らは時には病的なくらいに迷信を痛罵し、信仰を小馬鹿にしたりする。 彼らが迷信を嫌うのには理由があって、誰もが筋道を立てて考えられる国にした…

簡易生活周辺の歴史について

私の趣味のひとつに、明治あたりのつまらない文化を調べるってのがあって、最近は簡易生活ってのに興味を持っている。簡易生活の基本的な概念は次の記事で解説してある。 cocolog-nifty.hatenablog.com 簡易生活は、生活改善運動っていう巨大な文化の中の一…

大正時代の健康法を5年くらい実行してたら普通になったので1万文字くらいかけて紹介する

私は明治やら大正時代が好きで調べてる。それだけじゃなくて、当時流行してたことを実際にやってみるのも好きだったりする。昔だから今より全てにおいて水準が低いので、実行してもあんまり意味ないんだけど面白いからやってる。 大正時代の健康法も実践して…

舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する

舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討…

絵本で喧嘩してる大人やエントツは子供の教育に悪い

最近またもや痛ましいインターネット事件があって、エントツが大量に出てくる絵本?みたいなのを無料で配布した奴がいて、それ見て激怒する奴らが出てきてメチャ喧嘩している。 それで絵本って文字が苦手で脳が未発達な子供向けのものだと思うんだけど、エン…

明治のレシピには火加減がほとんど出てこない

明治あたりのレシピ本には火加減がほとんど出てこない。大正時代のレシピでも火加減はこういう感じ。 『ゆるゆると煮』 この他に、ぽち火というのもあるけれど、強火、弱火という表現はほぼない。なぜに火加減についての言及がないのかというと、当時の台所…

ミート現象について

フィクションの世界において、作中では知性派で優秀な頭脳を持っていることになっているものの、キャラクターは作者の創造力を超えることはできないという制約ゆえに、読者からするとものすごいバカに見えてしまうという状況がある。これはキン肉マンのミー…