山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

明治四二年の雑で粗削りなフェミニズム

明治四二年に雑で粗削りなフェミニズム運動が発生していたので、10000文字程度の記事にまとめた。お時間のある時にでもどうぞ。 かって二つの事件があった 「おきみ」事件の顛末 「二十六女」を助けようとした人々 「おきみ」と「二十六女」 妙な形の文化が…

簡易生活のすすめで、すっ飛ばしてある所が気になった人向けの本を紹介します

簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)作者:山下 泰平出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2020/02/13メディア: 新書 『簡易生活のすすめ』では、すっ飛ばしてあるところがわりとある。これは意識的にやっていることで…

『簡易生活のすすめ』について

発売されました 2020/02/13日に『簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった!』が発売された。 2月号明治娯楽物語研究家 山下泰平Yamashita Taihei現代より進んでいた!? 明治にあった究極のシンプルライフ (1/2) |AERA dot. (アエラド…

本年度優勝ビックリ鍋

鍋って美味いよねというわけで、本年度に優勝したのはビックリ鍋であった。作るのが面倒くさいので、皆様にお勧めしたりはできないんだけど、私はなぜかすごく好きで今年度最も食べた鍋となった。 思えば2017年度に優勝したのはハマグリ鍋であった。 昨年度…

オッさんは伸ばしても治らない

関節なんかが痛い時、若い頃は適当に伸ばしたら治っていた。肩凝りとかもメチャ伸ばしたら治るみたいな雰囲気だったような気がする。それで2日前くらいからメチャ背中の真ん中が痛いんだけど、いくら伸ばしても治らない。そういえば1ヶ月ほど前に腰が痛くな…

なにかを始める場合に無駄になる時間を用意しておくと効率が良い

今回の概要。 なにかを始める場合には、無駄になる時間を用意しておくと続けやすい 類似の経験があると、効率良く無駄になる時間を用意することができる 私は明治の文化を調べて遊んでいる人で、かって明治の新聞を読もうとしたことがある。この時は気合がわ…

大量の PDF から特定ページを抜き出してひとつにまとめる方法

PDF の雑誌や新聞などを調べる際に、大量の PDF から特定ページを抜き出してひとつにまとめると便利になることがある。雑誌の特定記事だけ読みたいだとか、新聞の二面だけ連続して読み続けたいなど、いろいろなケースがあると思う。 私もそういう状況になっ…

macOS で Word とつきあう

私は基本的に emacs でものを書くのだけど、共同作業をする際には相手が使ってるツールに(なるべく)合わせるようにしている。manued.el 使ってくれとか頼んだりしない。 Manued Reference Manual そんなわけで Google Doc や Microsoft Word を使わなくては…

戦前の日本語新聞を読んで遊ぶ

戦前の新聞を読もうと思った 今年は自分が調べているジャンルをいろいろとまとめることができた。さらなる暇潰しがしたくなったので、戦前の新聞を本格的に読み新しい調べたいジャンルを探すことにした。 暇潰しのために興味深いジャンルを探し出し、しばら…

様々なメディアに取り上げていただき色々ありがとうございますと新潮8月号に短文が掲載されます

新潮8月号に短文が掲載されます。 新潮 2019年 08 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/07/05メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 内容ですけど『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在し…

急須革命

技術が好きな人は多い。そういう人は、興味のある分野における技術革新にはすぐ気付く。しかし人間には情報処理能力に限界があるため、全ての技術的な進化を把握することはできない。だから便利なものが登場しているのに、見落してしまうといった問題が発生…

ユリイカに短文が掲載されて本が電子書籍化されます

ユリイカに短文が掲載されて本が電子書籍化されます 「ユリイカ」の「三国志特集」に短文を書きました。 www.seidosha.co.jp 実は三国志にはあんまり詳しくないんですが、明治娯楽物語に孔明がたびたび登場します。これは三国志マニアの人にもあまり知られて…

無駄なことが無駄じゃなくなることもある

仕事から帰ってきて、ずっとスマホで漫画を読み続けている人はわりと多いと思う。自分だけで遊んでいるんならいいけど、寝転んでスマホで漫画を読んでいる姿は怠けているように見えるので、お母さんに怒られたり子供から嫌われたりしているかもしれない。そ…

『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』について

『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』が4月に24日に発売された。 書いた人として、本の解説というか、どういうものか紹介しておく。 本の内容 明治娯楽物語を紹介…

本を書くためにやったことと感想のまとめ

本を書いた。わりと苦労した。内容についてはおいておいて、本を発売するまでにやったことと感想をまとめておく。 私は日本全国に意味の分からないことを調べている人が沢山いるんだろうなと思っていて、そいういう人々が色々と発表するような世の中になって…