鍋って美味いよねというわけで、本年度に優勝したのはビックリ鍋であった。作るのが面倒くさいので、皆様にお勧めしたりはできないんだけど、私はなぜかすごく好きで今年度最も食べた鍋となった。
思えば2017年度に優勝したのはハマグリ鍋であった。
ハマグリ鍋は引き算の鍋であったが、本年度に優勝したのは足し算の鍋で、なんでビックリ鍋なのかというと、食べるとなんか知らんがたまに昔のベビースターみたいな味がすることがありビックリしたからです。
これはもともとは中華料理であり、腐乳やら韮菜花なんかが必要である。きちんとしたレシピは下のブログからどうぞ。
おうちで中華50 - 豚肉と白菜漬物の土鍋煮込み!『砂鍋居』の砂鍋白肉に挑戦! : 吃尽天下
これはこれで美味そうなんだけど、調味料が増えるのが面倒くさい雰囲気がある。というわけで私は日本でどこでも手に入る食材で作っていて、まずは白菜と超細かく切ったニラの塩漬を作る。
塩の量とかは自分で調べたらいいと思うけど、基本多めにしておけば腐らないと思われる。ニラは味が徐々に濃くなってくるから良い感じになった時点で冷凍、白菜は二週間くらい漬けて酸っぱくなるまで待つ。白菜の漬物は買ってきてもいいと思われるというか面倒くさい時は私もそうしてるんだけど、発酵がすすんで酸っぱいもののほうが美味いので、賞味期限ギリギリで安売りしてるやつとかを選ぶと良いと思われる。
白菜の塩漬を細かく切って鍋に投入、漬物の汁は様子を見ながら入れて、小さい干し海老とお湯か水で戻した緑豆ハルサメを加える
その上に豚肉を置く。
低温調理で作った煮豚が余ってたんで、写真は煮豚だけど本当は薄いバラ肉がおすすめ。基本的にダシはいらない。入れるなら干しシイタケの戻し汁かな、椎茸本体も切って投入すること。沸騰したら完成、ニラの塩漬とネリ胡麻、あるいはゴマ油を混ぜたものを漬けて食べる。ポン酢を入れてもよろしい。超薄い豚バラ肉が手に入るのであれば、しゃぶしゃぶにして食べても美味しい。
タレで味変もできて面白いし美味しいしで良い鍋だけど、待ち時間が二週間くらいあって面倒くさい。そういう時に時間をつぶせるような本があればいいんだけど、なにか生活に役立つ簡易な本でもないかなとアマゾンで思わず知らず簡易生活と検索したらありました。

簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)
- 作者:山下 泰平
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2020/02/13
- メディア: 新書
簡易生活とは、明治・大正・昭和初期に知識人や庶民の間でブームになった生活法で「実用がすべて・簡易で簡素・余計なものは排除」といった原則に従って生活するとムダな付き合いや虚飾が排除され個人のポテンシャルは最大限に発揮されるというものなのだが、独自解釈をした変わり者もいて……といった本ですごく面白そうだな、こんなに良い本を一体誰が書いたんだろうと思ったんですけど、そういえば書いたの私でしたというわけでヨロシク!