山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

オッさんは伸ばしても治らない

関節なんかが痛い時、若い頃は適当に伸ばしたら治っていた。肩凝りとかもメチャ伸ばしたら治るみたいな雰囲気だったような気がする。それで2日前くらいからメチャ背中の真ん中が痛いんだけど、いくら伸ばしても治らない。そういえば1ヶ月ほど前に腰が痛くなって伸ばしてたんだけど痛いだけで意味はなく、しばらく安静にしてたら治ったみたいなことがあり、今回もあれかッ!といった気持である。

背中が痛み続ける真っ只中で、なぜ昔は伸ばしたら治っていたのかなと考えてみたのだが、あれは伸ばしたから治っていたわけでもなく、若者は治る速度が早いため伸ばしてる途中で治癒していたとかそういう感じなんだろうと思う。違うかもしれないけど、今まさに背中メチャ痛くて考えるの面倒くさいからだいたいそういう感じってことでいいだろう。ところがオッさんになると老化現象によって著しく治癒速度が低下し、伸ばしている途中で治らない。一方の若者は回復力があるんだから、伸ばそうが縮めようがほっておけば治る。だから若い奴が伸ばすのは意味のない行為でしかない。意味のないことをする人間は馬鹿である。つまり若いくせに伸ばす奴は全員バカで痛いとかホザいてないで外でも走り回ってたらいいだろ。なにをグズグズしてるんだッ! さっさと走れッ!! だからお前はウスノロって言われるんだよ今すぐさっさとそのバカ面下げて走り回ってこいッ!!というように、身体に痛みがあるとイライラしていけませんね。

今一度落ち着いて考えてみましょう。餅は伸びたら食われます。餅の死は伸びた直後に訪れるという格言もある。伸ばすことが健康に良いわけではない。だから伸ばして治らないのは、老化現象ではないのかもしれないですね。

色々あるけど時間は不可逆で、我々は同じ時を再び感じることはできない。だからこそ日々流れゆくはかなさを愛すべきなのだが、家に温泉が引いてある海の近のリゾートマンションみたいなのを買って毎日温泉に入って魚を食べたら、どういう仕組なのかは不明だが、なんか若返って伸ばせば治る状態に戻れる気がする。リゾートマンションって今安くなってるらしいし、管理費が高いとかいう話も聞くけど若返るためなら仕方がない。とにかく伸ばして治るようになりたい。若者なら伸ばさなくても治るんだけど、気分的に伸ばしたッ! 治ったッ!というのが良いと思うとか色々書いてきたけど、この文章は私の背中が痛いということだけが真実で、残りの全てが嘘とその場で思い付いたことと、あとはどっかでチラっと読んだことを適当に書いただけである。実に品質の低い文章だといえよう。本当にみんなには目を覚まして欲しいし、こんなものを読んでいてはいけない。もっと質の良いものを読むべきである。とはいえ自信を持ってお勧めできる一冊を探すとなると、なかなか難しい。綿密な調査に基づいて新説をサラっと記載して、誰もが共感できるようなエピソードも紹介、ついでに実用的な内容も登場するなんて本があればいいんだけど、そんな本あるわけないよなと思いつつアマゾンで検索してみるとありました。

簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)

簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)

  • 作者:山下 泰平
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: 新書

これは明治から戦前にかけて存在していた簡易生活と呼ばれる文化を作り上げた人々を紹介しつつ、簡易生活の本質に迫った上で、現代社会が抱える幾多もの問題を無謀にも簡易生活で解決しようとする本である。こんな良い本を書いたのは一体誰なんだッ!!!!!!!!! って思ったんですけど、そういえば書いたの私でしたヨロシク!!