山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

今年もいろいろあった

去年から引き続いて、今年もいろいろとあった。

前半は職場で仕事をしていた。色々とあって今までで一番真面目に働いた。真面目に働くと疲れるので職場に行くのが嫌になり、収入が減るものの高度な内容に取り組まなくてはならないといった雰囲気で異常さがあった。以前にバイトで働いていた時に、効率化と自動化をしすぎて1時間程度で仕事が終る状況になり、収入がものすごく減ったことを思い出した。仕事で知性を使うと趣味に頭を使うことができなくなるので、そのあたりはかなりのストレスだった。なんだかんだで私が思うような環境が構築できたのは良かった。

生活面では冷蔵庫を導入したことで、ストレスがますます減少した。お米を冷やす米ビツも導入し夏場の米レベルも上った。

すでに生活にほぼ不満はないんだけど、環境が変わる可能性もあって、色々と考える必要が出てくるかもしれない。職場以外なら問題に対処するのは嫌いではないので、それなりに対応していくんだと思う。

趣味の活動は、かなり局面が変わった。これまでは基本的に面白いものを調べるだけだったんだけど、面白いものをより深く認識するために全く興味のないことを調べるといったことが多くなった。調べているうちに、異常に気持が落ち込む分野もあって悲惨だった。しかし面白いものはより面白くなるため調べるのが止められないといった状態で、なんだかよく分からない。パソコンを買い替えたことでこれまでよりも高速な読書が可能となり、気持の落ち込みの速度も上がったのはかなり笑えた。

もともと私は誰も見向きもしないような文化に興味を持ってしまう傾向があるんだけど、年々酷くなっている。読まれそうな感じにアレンジしてまとめた記事がそこそこ読まれたのは良かった。

cocolog-nifty.hatenablog.com

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ただ私が好きな文化が衰退しているような感じはしていて、文章なんかはウケる可能性が高いものにしかお金が払われることがない状態になってきている。世の中に余裕がなくなってきて、実利的なもののほうが好まれるのも、私にとってあんまり良い状況ではない。特に私は研究者でもなんでもないのでかなり微妙だと思う。ずっと以前に博士号をとっといたほうがいいってアドバイスをもらったことがあるんだけど、今になってなるほどなーって感じている。しかし私はそういうものに異常に興味がなく、今も博士と学士どっちが偉かったっけ? って検索したくらいなので、仕方がないなって納得もしている。

なんにしろお金があったほうがクオリティーの高いものが出力できる。長文のブログを Kindle 本にして販売なんてことも考えて、ちょこっと試してみたものの、ブログ向けの文章はどうしても品質が低いという問題があってなかなか難しい。そもそも明治時代のイカれたオッさんや常軌を逸した若者たちが書き残したコンテンツを活用し収入を得ようというのが愚かかつ効率が悪すぎなのだが、今さら別の場所から収入源を探すのも面倒くさいといった気持が強くて厳しさがある。

今年は10年くらいあって、去年は5年あった感覚なんだけど合計すると20年過ぎている雰囲気があり、自分が何歳なのか不明といった状況でマジ意味が分からない。最近はものすごい老化を感じるんだけど、このあたりも強く影響している気がしている。ただこの2年間で数年間はだらだら暮せるような環境を作れたので、過ぎ去った時間を取り戻していけたら良いなと思っている。

今年やったことは実利的なことが多く全体的に低調ではあったものの、自分がコントロールできる範囲ではやろうと思ったことはできるようになってきている。もちろんコントロールできない部分はあるが、積極的に無視することで解決できると最近気付いた。予測できないようなことも起きるんだろうけど、来年もそれなりにすごしていきたい。それではみなさん良いお年を。