山下泰平の趣味の方法

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豆ご飯の苦悩

私は豆ご飯が嫌いだった。

数年前に本当に嫌いなのか確認したくなり、野菜の無人販売所でウスイエンドウを購入し豆ご飯を作ってみたところ異常に美味かった。それで私は豆ご飯が嫌いではなかったということが判明した。

私の同年代には豆ご飯を嫌う人がわりといて、当時は冷凍のグリンピースを使った豆ご飯が主流だった。そういうレシピが局地的に流行していたか、学校給食で使われていたのかもしれない。今は冷凍の技術も発達していてまた違う状況なのだろうが、昔は冷凍グリンピース自体が美味しいものではなかった。そりゃ美味しくはないよねといった感想で、とにかく昔の冷凍グリンピースで作るのと、サヤに入った新鮮な豆で作る豆ご飯は全く別物だという感想であった。

それ以来、毎年豆ご飯を食べたくなりウスイエンドウを無人販売所に買いに行くんだけど、豆は人気があるため基本的に争奪戦である。あったら躊躇せずにすぐ買うというスタイルでなくては、豆ご飯を食べることはできない。

サヤを煮た煮汁で豆を煮て、ご飯に後入れするとこういう感じになる。

とても美しい。この方法だと豆と米は別のものといった雰囲気になる。

サヤを煮た煮汁で、米と豆を一緒に炊くという方法もある。

こちらの見た目は美しくないが、豆と米の境界線が曖昧になり、「豆+米=美味い」といった味になる。私が好きなのはこっち。ただ見た目が微妙なので迷うところで苦悩が発生する。

もうひとつ、炊飯器でご飯を炊いた直後に豆を入れて5-10分放置といった手法もあるらしいが試したことはない。

豆ご飯が嫌いでも生きていくのに支障はないのでいいんだけど、グリンピースが嫌いな人は一度、サヤに入ったグリンピースかうすいえんどうを買ってきて、普通に煮て食べてみると、あれこんなに美味いのかってなるかもしれないが、グリンピースが嫌いでも生きていくのに支障はないので、好きにしたら良いと思う。

ちなみに私が参考にしているレシピはこれ。

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塩が入っていると米に浸水しにくくなるので、鍋で炊く場合は注意したほうが良いと思う。