山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

全然読めない言語が恐怖だった

少し前の出来事である。

韓国にある大学のサイトに必要な情報があったんで、わりと軽い気持でアクセスしたんだけど、全く文字が読めなくて恐怖だった。サイトの UI も私が普段使っているものとは違うので、どこから手をつければいいのか分からない。翻訳サイトなんかも利用してなんとか利用しようとするんだけど、とにかく分からないというのが恐怖でヤバかった。どうしても必要な情報だったんで、ハングルだけでも覚えようかとちょっと調べて、かなり合理的な感じだなーとかは思ったけど、手間を考えると学習するのが嫌すぎで、えらいことになったなーといった雰囲気であった。

恐いけど久々になにも分からないっていう状況になって新鮮な感じはあった。必要な情報はかなり粘着してゲットした。

この経験から分からないものは考えてみても分からないし、分からないのは恐怖だと理解できた。

これまで英語が表示されていると拒否反応を示す人の気持が分からなかったんだけど、恐怖が先に来てしまうんだろうと思う。大学卒業してる人でも英語を見ると硬直する人はいて、だいたいでいいから読めよと思わないでもないんだけど、一種の記号として理解していても試験に合格することはできてしまう。だから英語を情報として受け取る準備できていないとか、そういう感じなんだろうと思う。

パソコンにエラー表示が出て、画面に次にすべきことが書いてあるのに、なぜか硬直するオッさんとかの気持も多分だけど似たようなもので、今後はそういう人に日本語で書いてあるだろ読めやゴミ虫がとかボケとかアホとか言うのは止めようと思った。

ところで話は最初に戻るんだけど、戦前の日本の新聞が韓国やら台湾、アメリカなんかで公開されていることがある。私はそういうものが読みたいので、読もうとするんだけど、英語だとフィーリングでいけるものの、台湾や韓国のサイトだと全く意味が分からんみたいなことが多い。サイトの構造みたいなのも少し違っていて、とにかく難しい。距離的には近いほうが意味が分からないっていうのは変な気もするけど、ネットだと物理的な距離はあんまり関係ないし、そんなもんなのかなとか色々なことを考えたり考えなかったりした。