基本的に趣味は次の三点の繰り返しだと思う。
- 収集する
- 眺めて分析する
- 活用する
これは趣味に限ったことでもなくて、人間の活動の全てがこういう感じになる。
スポーツとかは違うんじゃないのかって思うかもしれないけど、
- 何度も似た動作をする(収集する)
- 身体が動きを記録する(眺めて分析する)
- 効率的な動きを選択する(上達する)
みたいに考えると、納得できる。趣味というより、人間によるだいたいの活動がこれに当てはまる。
研究なんかで考えても、プロがやってることと素人がやってることは基本的には同じです。ただし精度が違う。無限の資金があって専門職を雇うとかなら話は別ですけど。普通にやれば素人が専門職の人に同じ分野で勝つのは絶対に無理。それでも素人なりに研究していると、それなりに知見は増えていく。普通の人から見ると専門家と変わらないように見えるような知識を付けることは出来てしまう。(ここで方向性を間違えると問題が発生したりもするけど割愛)
こういう基本を覚えておくと、趣味を作ったり、続けたりするのにすごく役に立つ。だから覚えておきましょう。
ところでなぜ人間は同じことをしていると、多少なりとも上達してしまうのかという疑問がある。『収集』してしまうと無意識のうちに分析し、活用してしまうような本能があるのかなって仮説を立てているんだけど、このあたりの分野はまともに勉強したことがないのでよく分からない。人間は同じ行為を繰り返すようには作られていないって感じなんですかね?
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