山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

五十万文字くらい書いた

今年はずっと本に使う予定の文章を書いていて、だいたい五十万文字くらいになった。

戦前の苦学と無銭旅行の関係を紐解くために大量の資料を読み、瑣末なことを重ねながら説明するといった構成で、誰が読むのかと今から心配している。最終的に本で扱った資料の数は396、メモは3000近い数になった。多分なんだけど一人の人間が扱える量じゃないんだけど Emacs の拡張がすごくなったり、デジタルアーカイブや AI が進化したので書けてしまったというのが感想で、意図せず「アール・ブリュット」みたいになってしまった気がしている。

本になる予定だけど、長すぎるのと内容が異常なので、どうなるのかは不明。一応原稿はできたので、これから編集の人が苦悩するんだと思う。

今回の作業はとにかく難しく、ずっとこれについて考え続けていたので、いきなり脳に広大な隙間ができて困惑している。あとものすごい脱力感があり、滅茶苦茶頭がボヤーっとしていて、人の話もあんまり聞きたくない気分なんだけど、考えてみると普段からあんまり人の話を聞きたくない。書いた後に発生する作業も書くのと同じくらい面倒くさいのに、ものすごい脱力感があるのは謎でよく分からないが、とにかく疲れたが、誰も俺に戦前の苦学と無銭旅行の関係を紐解いてくれと頼んでないし完全に自業自得。