山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

ウェストポーチを10年以上使い続けている人間の意見

10年くらい使っている

ウェストポーチをかなり長い間使い続けている。購入の記録は2013年から残っていた。

2013年07月23日〜

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2016年10月15日〜

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2021年06月07日〜

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2021年11月01日〜

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毎日使い続けていると、ウェストポーチはだいたい3年くらいで汚れたり破れたりしてゴミになる。そうするとゴミをウェストに巻き付けている頭のおかしい人みたいな見た目になるので、買い替えるといったライフスタイルとなっている。

なぜウェストポーチを使い続けてるのかというと、服が不完全であるからだ。服についているポケットはショボい。服のど真ん中にデカいポケットがついていて、全人類がそこに荷物を入れて歩行している状態であれば誰もウェストポーチなんて使わない。今の服についてる小せぇポケットとかハンカチーフ入れるだけの役立たずで、ウェストポーチのが10倍くらい性能がいい。ウェストポーチを使っていない奴は10倍劣るスペックのポケットで喜んでいる原始人で、ガスとか使わないで材木?と枝の切れっ端?を活用して摩擦熱で火を起してビックリして太陽神に毎日祈りを捧げてたらいいと思う。

しかし人類は馬鹿ではない。困難を克復していく生き物である。過去に完璧な服を生産し、普及活動をしたことで有名な坂口安吾という偉人がいた。彼はものすごいデカいポケットがついてる安吾服を考案したものの、坂口安吾は根気のない人間の屑である。安吾が安吾服の普及を途中で諦めたばっかりに、今も人類は不便なポケットに激怒しウェストポーチを作り続けているわけだけど、とにかくウェストポーチを買って使ったら良いと思うので、ウェストポーチを購入するポイントみたいなものを書いておく。

色とか見た目とかどうでもいい

ウェストポーチは見た目が悪い。私は毎日ウェストポーチをつけているけど、葬式とか結婚式なんかでやむなくスーツ(意味のないネクタイを要求してくる意味ない服、こないだイベント?みたいなのでスーツに最適化された靴とネクタイがないので常に高速で動き続けて残像を見せ黒っぽい影みたいなることでごまかした)を着用する場合には見た目が異常に悪くなるのでウェストポーチはつけない。風呂に入る時も寝る時もウェストポーチはつけない。俺だって本当はウェストポーチなんか使いたくないけど服が不完全だからやむなくウェストポーチを使っている。だから色とか見た目とか度外視したらいいと思う。

変な色とか形のウェストポーチは割引している。割引された商品を買うと金が減りにくい。だからそれを購入する。

防水とかはどうでもいい

防水機能がついているウェストポーチあるけど、毎日使い続けていると防水部分のレイヤーが粉微塵になって水がドバドバ入るようになるので防水に意味ない。あと止水ファスナーが破損しやすい。いくら防水でも破れてたら水がドバドバ入ってくるわけだから防水に意味ないし、止水ファスナー壊れやすいしで良いことがないので防水はついてないのを選ぶ。

入れる場所は少ないほうがいい

ウェストポーチに入れる場所が2つくらいついてる製品があるんだけど、ウェストポーチになんでもかんでも入れていくみたいな粗雑な人間には、しまう場所なんてひとつあれば十分で二つは贅沢なんだ。

そもそも2つも入れる場所を作ったらファスナーも2つになるし意味なんかないしイライラしてくる。今は日本経済の状況も厳しく、贅沢など言っている場合ではない。ウェストポーチの入れる場所(ポケットが巨大化したみたいなやつのこと)はひとつで十分である。

ウェストポーチの寿命

ウェストポーチを買うの面倒くさいので長持ちするものが欲しいと思うんだけど、結局のところ素材が丈夫でもチャックが壊れたら終りみたいなところがある。YKKのチャックなら丈夫だけど、ラジオペンチ等で破壊しようと思えば破壊可能である。

あとウェストポーチの端っこも破れてくる。ただしベルトは切れたことない。ウェストポーチは全部ベルトの素材で作ったら良いと思うのだが、それもいずれは破損し、やがては消滅することだろう。

あとはもう何も言わず、早くもなく、おそくもなく、極めてあたりまえの歩調でまっすぐに歩いて行こう。この道は、どこへつづいているのか。それは、伸びて行く植物の蔓に聞いたほうがよい。蔓は答えるだろう。

「私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当るようです。」

さようなら。