山下泰平の趣味の方法

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Wi-Fi 対応のスマート体組織計の選び方

Wi-Fi 対応のスマート体組織計を導入した。体重を計ったら自動的にクラウドにデータがアプロードされ、体重や体脂肪などのデータが蓄積されていく。普通に使えているけど、選び方にちょっとコツがいるなっていう感じで、Wi-Fi 対応のスマート体組織計はハードウェアから選ぶよりも、スマホアプリから選んだほうが良いものを選べる可能性が高いと思う。

これまで使っていた体組織計は、なるべく正しいデータがとれるかとか、見た目や大きさが気に入るかとで選択したんだけど、スマート体組織計ではその辺りは妥協した。特殊な機器は別にしてデータの正確さは、データベースによるところが大きい。つまり日本に住む平均的な体型の人の場合、日本でデータを取っている製品を使うと、比較的正しいデータが得られるということになる。

www.tanita.co.jp

残念ながら日本の家電のソフトウェアは概ねダメなものが多い。なのでデータの正しさはあきらめて、だいたいこういう感じで変化しているといった使い方をすることにした。

次にどの程度の製品を買うのかっていう話なんだけど、安いものから選ぶことにした。私は Garmin のスマートウォッチで体調の管理をしているので Garmin の体重計が良さそうかなと思ったんだけど、品薄で手に入れにくいのと、値段の差ほどの価値が見出せなかったので止めた。

あんまりお金をかけたくもなかったので5000円以下のものを選ぶことにして Amazon で "Wi-Fi 体重計"で検索してみると、大量の体重計が出てくる。

Amazon.co.jp: WiFI 体重計

ただ選択肢はそんなに多くはなくて、いくつかアプリの画像が出てくるけど、名前とちょっと外見を変えて中身はほとんど同じみたいなアプリが多く採用されていた。

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アプリが同じってことはセンサーなんかもほとんど同じなんだろうから性能差はあまりないだろうと推測し、App Store Play Store なりで検索しダウンロード、起動してみてまともに動くかどうかを調べた。基準は次の3つくらい。

  • 普通に起動できる
  • 普通に使える
  • Google Fit ヘルスケアアプリなどと連携できる

ほとんど同じアプリなのに、動いたり動かなかったりするのは、データをどこに保存しているのかとか、認証の色々とかが関係しているのかよく分かんないんだけど、とにかく一番マシなアプリを採用している体重計を選ぶことにして、私はこれを選んだ。

こちらでも良さそう。

アプリなどと連携する家電の選び方はこれまでと違っているような気がしていて、体重計なら体重計自体をゴチャゴチャ触っている時間よりもアプリを触っている時間のほうが長い。だったらアプリがまともなものが良いという考え方である。

ハードウェアの差異はないのかっていうと、安価な Wi-Fi 対応の体重計の種類は多いけど、ほとんどがコピー製品みたいなもので、センサーなどを独自に開発しているとは考えられない。定番の体重計もハードウェア自体は数年前から変化してないといった雰囲気で、せいぜい天気予報や温度が表示できるかどうかくらいしか性能差はないんじゃないのかなと判断した。それならアプリで決めちゃったほうが良いだろうといった考え方だ。

Wi-Fi 対応の体重計業界の内情はよく分からないので、間違ってる可能性はあるけど、私が購入した製品は機能しているので、今のところはこれでいいかなといった感想だ。将来的に規格に沿ってアプリと体重計が作られていて、それらを自由に組合せて選べるといった感じなら、真面目に選ぶ意味は出てくるけど、そういう状況になったらその時に考えたらいいと思っている。