山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

魔法のテープ的な商品が本当に機能しているので毎日笑ってる

魔法のテープ的な商品がある。様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつくようになるような商品だ。

あくまで私の経験上の話だが、そういった商品は大抵上手く機能しない。様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつくようになるとパッケージに書かれているにもかかわらず、実際に使ったら粘着力が弱い。あるいは最初は良い感じの製品も、そのうちはがれてしまう。そんなわけでその手の商品には期待しなくなっていたのだが、どうしても様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつけたくなったので、期待せずに諦め半分で魔法のテープ的な商品を購入したところ、笑えるくらいに機能していて大満足であった。

そもそもなんでそんなものが必要になったのかというと、部屋が狭いので液晶モニタの上に物を置くスペースが欲くなり、液晶の上のところにひっかけて棚?板?のようなものを作る商品を買ったんだけど不安定で、液晶アームを動かすと絶対になにか落下するといった状況になったからである。

半分程度でいいから落下の可能性を減らしたい一心で魔法のテープ的な様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつくようになるような商品を購入したわけだが、本当に落下しないので面白くて仕方ない。

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液晶を縦向きにしても落ちない

裏切られ続けてきた人間はやがては期待をしなくなり、それが当たり前だと思うようになる。魔法のテープ的な様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつくようになるような商品を買ったところで、様々なものはやんわりとしかくっつかないし、のりは残らないかもしれないけど水で洗ったところでやっぱり中途半端にしかくっつかないのが世界の仕組みだといった認識で生きているため、魔法のテープ的な様々なものをしっかりとくっつけつつも、のりが残らず水で洗ったらまたひっつくようになるような商品を買ったら普通に機能しているのは異常だと感じてしまう。これは帰宅したら目の前にキリンと同じくらい多きなオッさん(大きいのでサイズの合う服がない)が浮かび上ったかと思うと、壁と同化して家中にオッさんの魂のようなもので包まれてしまうのと同じで、そんなことなったら絶対に笑うと思うんだけど、それと似た感じの状況が日々続いていて毎日笑顔で生活できていて良かったと思う。ちなみに洗って再利用できるかどうかは試していない。試して駄目だったら、私から笑顔が消えてしまうからだ。私は私の笑顔を守りたい。