私は iPad を持っていない。だからあんまり見慣れていない。触ると、わりと素の感想を持ってしまう。
で、最近よく仕事で iPad を触るんだけど、これ単体では恐くて使えないなって思う。パッと見、ものすごい薄いので、すぐにヘシ折れそうである。デカい画面もむき出しかつガラスなんで、すぐ割れそうでこれまた恐い。あと裏面もツルツルしていてスベるし、机にジャリとかあったらすぐに傷だらけになりそうでもある。
だからケースが大量に売ってるわけだけど、製品として販売されているものなのに、単体で使うのに恐怖感じるっていう状況は冷静になったら変だと思う。
iPad だけじゃなく、そういう製品が増えてきている。スマホもほとんどの人がケース付けて使っているけど、なんか変な気がする。
もちろん昔から物質を保護するためのケースやカバーは存在している。ノコギリならば、道具箱に入れて運搬する。ただし使用時はノコギリ単体で使う。利用時にノコギリが壊れないようにカバーするガードみたいなものは存在しない。そういやブーツカバーってのがあるかって思ったけど、あれは天候の変化に対応するためのものだから、スマホや iPad のケースとは少し違うな。
多分なんだけど、今から数十年先にケースが販売されまくってた事実を眺めると変な感じがすると思う。だけど生きてるとそういうことに気付けない。後から見ると変な状況っていうのはわりとあって、眺めているとなかなか面白い。最近の事例を出すと次の漫画が良いような気がする。
これが原付バイクの改造がテーマの良い漫画なんだけど、今の若者が読むとちょっと違和感あると思う。私もちょっとだけガチャガチャ騒がないで普通に乗れよって思う。こういう人らは今もまだ生き残っているけど、この当時ほどは好意的に扱われていない。
明治の事例だと帽子で、かってよく似たようなことを書いた時にちょっとだけ詳しく書いている。
みんなが当たり前にスマホを持ち歩いてるけど:山下泰平のブロマガ - ブロマガ
こういう風にその時に生きているとよく分からないってことはわりとあって、そういうことは後から来た人が考えて状況を理解するしかないんだと思う。