今ほどインターネット経由で発生する怒りを抑える技術が重要な時代は、かってなかったと思う。
昔だったらインターネットでムカついたとして、お前絶対に許さんからなって宣言するためには、使っているパソコンが Aptiva だったら別だけど、普通はまず家電屋さんへ行ってホームページビルダーを買ってきて、その足で書店へ行き、猿でも分かるッ! HTML みたいな本を手に入れてから、すぐにフリーズするパソコンで一所懸命に勉強しながらホームページを作ったら、フリーホームページスペースを取得して FTP でホームページをアップロードすると怒り完成するといった趣きだけど、普通の人間だったら家電屋さんへ行く途中で怒り収まってると思う。逆に怒り収まらないでホームページ作った人は精神的な病気で、未だに谷村新司と戦ったりしています。
この様に昔は怒ったとしても面倒くさいんで、怒りを表明するまでに辿りつかない人がほとんどだったと思う。
ところが今は昔と違って、ムカついた瞬間に怒り表明する方法がある。そしてすぐに気狂い丸出し発言みたいなのをしてしまう。そんなわけでツイッターやらヤフーニュースコメント欄には、頭おかしい奴らが大量にいます。価格コムでは初心者が質問をした瞬間に、利用規約を貼り付け、気持ち悪い口調でまずは検索してくださいとかホザく狂人とか常時いて気持ち悪くて最高すぎる。
しかし現実世界ではどうだろうか?そこまですぐ怒ったり正義に敏感なカスはいないと思う。数年くらい前、身長2メートルちょいある筋肉の塊、恐らくアメフトかラクビー選手のサモア人っぽい人(恐らく近所の大学の留学生)が歩きながらインスタントラーメンを食べてたんだけど誰も注意してなかった。インターネットでインスタントラーメン食いながら歩いてる奴いたらメチャ怒られる。しかし現実世界だと身長2メートルちょいある筋肉の塊がインスタントラーメン食いながら歩いてるわけだから、殴られるという恐れから誰も注意しない。そのデカい奴はなぜか異常に優しい目をしてたから、注意したらゴメンナサーイとか謝罪するかもしれないけど、そもそも歩行しながらラーメン食うのがそんなに悪いのかという問題もあると思う。歩行しながらラーメン食うのにミスったら自分が火傷するだけだから、そんなに問題ない気する。
私もインターネットでイライラすることは多いんだけど、なるべく怒らないようにしている。たまに壊滅的に脳が悪い奴とかいてイライラさせてくるが、怒った後ですごい時間と感情の無駄だったなーって思う。そんなことで怒っても損するだけで、そもそもこれまでインターネットで議論とかして得したり幸福になったり知性向上したことないし、今後もそんなことは絶対にない。
そういやかってモニターの向う側にも、人間がいるんだッ! だから人を傷付けるようなことを書いてはならないんだッ!! みたいな話あったけど、そもそも画面の向うは大抵壁で、クソみたいな妄言を垂れ流してるカスが画面の向うにいたら気持ち悪いだけだと思う。そんなやつはいないほうが良い。いやいやあれは言葉の綾で、目の前に表示されているのはデータではなくて、モニターの前で入力した人間だっていう意味ですよって解説してくれる親切な人がいるかもしれない。しかしいくらカスでも、四六時中画面の前にいるって決め付けるのはどうなのか? カスはカスなりに考えて、腹減ったらコンビニで弁当買いに行くなどといった活動をするだろ。
本当にあれって意味の分からねぇ標語?だったよなーってしみじみと思い返しているわけですけど、私はインターネットで怒りそうになったら『クソどうでもいい』って思うことにしている。本当に『クソどうでもいい』ので、大抵はそれで怒り収まると思う。その他、こういう言葉も効果的である。
怒るんだったらインターネット見るの止めたら良いと思うんだけど、インターネット便利すぎて止めるの不可能である。しかしインターネットで怒ったら便利さ消滅するくらいに損してしまう。これはインターネットと人間の戦争であって、怒らなければ勝利、怒ったら負けといった雰囲気でている。この戦争にどうすれば勝利できるのか、国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならないと私は思いますので、脳がヤバい奴は薬飲んで寝てくれサンキュー!