山下泰平の趣味の方法

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明治三四(一九〇〇)年のコナン・ドイル『Beyond the City』翻訳作品について

コナン・ドイル『Beyond the City』は、明治三四(一九〇〇)年に『女豪傑』という書名で翻訳されているようだ。

『女豪傑 松居松葉 青木嵩山堂 明治三四(一九〇〇)年』

コナン・ドイルはかなり人気のある作家で、翻訳の歴史もかなりまとめられている。だからこの事実も既知のものなのかもしれない。ただしネットで確認した分には、二〇〇九年の笹野史隆さんという方の翻訳が本邦初ということになってるので、メモとして残しておく。

一応書いておくと、明治のことで『女豪傑』の翻訳はあまり正確ではない。そもそも小説の舞台も日本、登場人物も日本名に改変されている。だから笹野史隆さんの翻訳を本邦初としても、なんら問題なく妥当だと思う。

ちなみにこれは全く異なる事柄を調べていて、たまたま見付けたことであると同時に、私はあまりコナン・ドイルに興味がない。だから詳しく『女豪傑』について調べていない。実は翻案なのか翻訳なのかも不明なので、興味のある人は調べてみてください。

白衣の騎士団〈上〉

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