私が2015年に購入し、最高に良かったものはゴミ箱である。だから本日はゴミ箱の良さについて発表します。
ずっとゴミ箱がなかった
まず私の状況を解説すると、ここ数年間ゴミ箱のない生活を送っていた。なぜならずっと前に、ゴミ箱が壊れてしまったからである。
ゴミ箱を買ったほうが良いのだけど、面倒くさい。面倒くさいからゴミ箱を買わないのは、駄目な人格な雰囲気がある。ところがゴミ箱を所有する意味がなければ、面倒でゴミ箱買わないという行為というか無行為が合理化されるため、私の人格に問題がないということになる。
だから一生懸命になって、私はゴミ箱を買わない合理的な理由を数年に渡って考えていた。
ゴミ箱には意味がない可能性がある
まずゴミ箱に意味があるのかと考えると、これがよく分からない。
ゴミ箱とはいえ、実態はゴミ袋を縦に保持しているだけである。ゴミ袋にゴミ入れるんだから、直接ゴミ袋にゴミ入れたら良い。わざわざゴミ箱を経由させる意味がない。我々は産れた時からゴミ箱ある生活してたから、ゴミ箱あるの当然だって思ってるけど、ゴミ箱はゴミを箱に入れるという労力を搾取している悪徳取次業者みたいな悪い奴の可能性がある。ゴミ箱は合理性がない可能性があります。
ゴミ箱が本当に必要なのかどうかを確認するためにも、ゴミ箱のない生活を送る必要がある。これでゴミ箱壊れて買うのが面倒くさいという怠惰な行為に、意味が出てくるので私はなんら後ろめたいところなく生活することが出来る。
ゴミ箱のない生活
ゴミ箱がないとどうなるのか?
まずゴミの入った買物袋が床に散乱するという特徴がある。袋が床に散乱していたらどうなるのかを書くと、別に問題とか出ない。そして様々な場所にある買物袋に、フリースタイルでゴミ入れる。買物袋が床にさえあれば、そこが即ちゴミ収納場所となるので、全体的にフットワーク良い。やっぱゴミ箱いらねぇじゃんという結論が出そうなんだけど、良いことばかりではない。
悪いこととしては、ゴミが入った買物袋の外観が限りなくゴミに近いという点で、はっきりいってゴミを床に置いてるのとあまり変りない。下の写真は部屋に散らばるゴミ袋を集めたところを撮影したものだが、かなりゴミっぽい姿をしている。
深呼吸をして再確認すると、どこからどう見ても小汚いゴミで、こんなんだったらゴミ撒き散らしときゃいいような気になってくる。それでもゴミが袋の中に入っていて、分散されていないからまとまりが良くなるというメリットがある。
ヘーまとまりが出ると良いわけですねって納得してしまいそうになるけど、それならガムテープかなにかを床に置いておいて、そこ目掛けてゴミをジャンジャン投げたらまとまる。買い物袋もいらない可能性が出現する。
まとめる必要があるのか
そもそもまとまったら、なにが良いのか? まとまる必要があるのか?
まとまってもゴミはゴミであるから、買物袋もいらないのではないかという気がしてくる。エコバックで買物袋拒否し、ゴミを床に設置しておくのが、最高の生活である可能性すらある。
ところがここに問題があって、我々はいつの日かゴミ収集の日を迎えることになる。ゴミ収集の日がなにか説明すると、月金とか月木とか、その曜日に部屋のゴミを集めて巨大な袋に入れて、家の周辺に出しておくと、ゴミが収集される日です。
そのゴミ収集の日には、部屋の様々な場所に分散するゴミを収集し、巨大なゴミ袋に入れる必要がある。分散度が高ければ高いほど、まとめる難易度が高まってくる。ゴミ単体で高度に分散されていると、まとめる難易度はかなり高い。朝のクソ忙しい時期に、これはキツい。
それじゃまとまってりゃいいんだろみたいな感じで、ガムテープでまとめると、粘着部分が巨大なゴミ袋の中でひっついて、メチャ面倒になる可能性が高い。なんでそんなことが分かるかというと、やったことがあるからでガムテープはゴミ袋の代用品にはなりません。覚えておきましょう。
とにかくガムテープは駄目である。どう考えても買物袋は必要、エコバックはダメ、やはり買物袋でゴミをまとめる必要はある。買物袋は細かいゴミを集めてまとめる。そのゴミの入った買物袋を、さらにまとめる。この様にゴミを捨てるという行為は、まとめることの繰り返しである。
まとめやすさについて
ここに至って私が気付いたのは、まとめやすさについてである。
私は買物袋を床に放置して、ゴミを入れるという行為に勤しんでいる。しかしゴミを入れたら袋の入口を縛ったらダメで、やんわりしておかないとダメ、 縛ると追加ゴミ入れるの不可能になる。
ところが袋の入口に締りがないとゴミがまとまらずバーバーこぼれたりする。これはイラ付く二律背反、
一体俺はどうすれば良いのか!!!!!!
ゴミ箱を買えばいいと思います。
ゴミ箱インプレ
私は渋々ダイソーでゴミ箱を買った。
まず特徴としてはプラスチックで白いという点を挙げることができる。それで四角で丸いと思う。
全体的に白くて四角で丸いプラスチックといった風貌であり、高級感がありゴージャスである。
ダイソーのゴミ箱にはフロッグデザインの息吹がある。重量は木製の茶碗ひとつ分くらい。軽量で取り回しが良い。ダイソーの技術力あるから出来たけど、普通の会社ならむつかしくて作るの諦めると思う。実に立派である。
これに買物袋を入れて使う。
なぜか買物袋を入れるのかというと、汁物系ゴミを入れると大事な大事な良いゴミ箱の中身が小汚くなるからである。
肝心の使用感としては、プラスチックが買物袋を補助するから、袋が立ってる状態になる。これにゴミを入れていく。袋の入口に締りなくても、縦方向に保持されているからゴミが分散しない。マジ便利、2015年ベストバイ商品がゴミ箱、みんなもダイソーに走れッ!!!
ゴミ箱による効率化
ゴミ箱導入以前の私は、ゴミを捨てるのに次のプロセスが必要だった。
- 買物袋を拾う
- ゴミを入れる
- 買物袋を置く
ところがゴミ箱があるとどうか? 近隣のゴミであれば、ゴミ箱に投げるだけで済む。二工程も省略される。ただしゴミを捨てる場所が一箇所に固定されるため、遠くのゴミを持ち運ぶ必要ある。これは我慢するしかない。
ゴミ箱の後ろにあるのは巨大な袋を保持するための針金、ずっと昔に無印良品で買った。ゴミ箱がゴミでピッチピチになると、この無印良品で買った巨大な袋を保持するための針金ゾーンに運び、巨大ゴミ袋に入れる。これでゴミ収集の朝に慌てなくて済む。針金は今のところ壊れてないけど、壊れたら買いに行くのが面倒だから、言い訳してずっと購入せずに意味の分からないことすると思う。頑張って壊れないでいて欲しい。
まとめ
私は文芸的な考え方をするから、どうしても情緒的になってしまう。ゴミ箱についても、もう少し理知的に考える人なら、かなり違ってくる。
例えばゴミ袋床直置きフリースタイル時代に、床にある袋の数や位置を蓄積していれば、もっと重要ななにかが分かった気がする。自分の生活動線を把握し、家具などの配置を変えることで、一箇所に袋が集まるようにするなどできそう。弛みきった人格の人間がこういうことをするよりも、きちんとした人がしたほうが良い出力できると思う。
ところが理知的な人は、意味があまりなくどうでもいいことを、長々と考えたりしない。ゴミ箱あるのが常識だから、ゴミ箱あればいいじゃんって結論を出すと思う。だから人類の叡智がどうでもいいことに、発揮されることは少ない。
しかしながら、こういうどうでもいい事を考えるのも良いものです。やったら誰でもできる。そして私がやるよりも、上手にできる人のほうが多いと思う。
わりとどうでもいいことについて、じっくりと考えるのは面白い。やりすぎると私の様に弛みきった人格になるのでよくないけど、程々に考えるのは頭の体操みたいで良い。こういことを普段から暇潰しに考えてると、なにかを考えないといけない時に、スムーズに考えることができる。しかし弛みきった人格になってしまうと、生産的なことを考えることがなくなり、靴を手に履いて歩行してるオッさんいたら良さそうなどといったどうでもいい事に夢中になってしまい危険、そんなわけですから、みなさんは人格が弛みきる寸前までこういうどうでもいいことを考えると良いと思いますよ。
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