山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

普通の人が効率良くあまり知られていない昔を調べる方法

過去の出来事というのは、昔に起きた事実です。当り前ですが昔に生きていた当事者たちは、そのことを知っていました。 昔のことを調べるというのは、当事者たちが去ってしまい誰もが忘れてしまったことを思い出すという行為です。 それにはちょっとしたコツ…

明治のなんでもないような話

河村北溟の『断食絶食実験譚』は、断食した人々に取材をしたルポルタージュである。とはいえ所詮は明治時代のいい加減な雑本だ。知人や友人の体験談が内容の大部分を占める。河村北溟は漢学を収めた人だから、登場するのは漢学塾の人々ばかりになってしまう…

隼小僧二人

かって隼小僧として名を馳せた人々がいた。良いことをしたわけではなく、掏摸や泥棒、強盗などなどで捕まった人たちである。隼小僧と名付けられた犯罪者の数は多く、私が確認しているだけで8名ほどに及ぶ。そんな隼小僧たちの中で、改心をした者の記録がふた…

野菜袋は便利

野菜、食うと美味いけど面倒くさいというデメリットがある。それでもたまには野菜炒めでも食いまくって、野菜を充電しとくかって日があると思う。私はそういう日に野菜袋を作ります。 まず野菜を食うかって決めた時の朝に野菜を全部切ります。それで野菜炒め…

明治の助けたい人々

明治35(1902)年7月11日の朝日新聞に、『哀れの一家(差配人の美挙)』という記事が掲載された。 哀れの一家というのは本所区若宮町の194番地に住む石坂家の人々である。なぜ番地まで分かるのかというと、新聞紙に掲載されてしまっているからだ。 現代では考え…

クラーク博士に挑んだ和尚

特に名著というわけでもない明治大正時代の雑本を読んでいると、昔もやっぱり人が生きていたのかと、強く感じることがままある。 明治二〇年代、北海道札幌の中央寺門前に、蛍雪庵という学生寮が建てられた。 学生寮は珍しくないが、その目的が少々変ってい…

低コストで趣味を始めて長く続ける私の方法まとめ

趣味は楽しい。だから趣味マジお勧めなんだけど、趣味にのめり込むと金と時間が減るというデメリットある。 例えば『丁寧な暮し』的な趣味は、とても感じが良いけど金がかかる。ああいうのは実行できる人のほうが少ない。だけど見栄えが良い物の方が売れるか…

上達する3の法則

人生だいたいのことは3で上達します。そんなわけで3の法則を紹介します。 だいたい3だと思う 3ヶ月と3年 3には意味がある 科学的にはどうか 目安を持っておくと便利

そこそこ美味いものを自分で作って食べるコツ

料理はそんなに上手にならなくて良いと思うけど、自分が食べたい味のものを作って食べられるようになると効率が良い。いつでも自力で口の中美味い状態にできる。 本格的な料理上手になるのは、すごい大変だと思う。だけど自分が好きな料理を好きな味にするく…

ブロマガの思い出

ちょっと前まで『山下泰平のブロマガ』というのをやっていた。 なかなか面白い経験だったので、記録として思い出話を書いておくことにする。 なぜブロマガだったのか 文化を認識していなかった ニコニコ文化圏とは 良かったこと 悪かったこと 私のブロマガは…

私は自転車の話がしたいんだ (約2万文字分)

自転車が趣味になりました 最近になって自転車はすごく面白いって思うようになってきた。これまで自分の中では自転車 is 普通という位置付けだったんで、自転車の話をしたいって思ったことなかったんだけど、今や自転車は良いという雰囲気で満ち満ちている。…