山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する

かなり長く(約15000文字)なってしまったので最初にまとめておくと、この記事は『岩見武勇伝』という物語に生じた変化を紹介しながら、『社会の状況が変化すると娯楽物語の内容も変化する』といったことが書かれている。遊廓は登場するが、その実態については…

ありとあらゆる啓発書や生活法は社会とともにある

ここ数年、私は簡易生活という生活法を続けていて、昨年は本まで出してしまった。 簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)作者:山下 泰平発売日: 2020/02/13メディア: Kindle版 今も続けているものの、社会の状況がかな…

日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作る方法を解説する

日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作る方法を解説しようと思った 日清焼きそばは美味しいんだけど、袋ラーメンと比べると作るのが面倒くさいっていうデメリットがある。だから私は卵焼き用のフライパンで日清焼きそばを作っている。調理器具が小さくなる…

私がコロナウイルスに関して騒ぎすぎだろって思ってしまった理由

記憶は曖昧だけど昨年度、2020年の3月あたりの私は、コロナウイルスに関して騒ぎすぎだと考えていた。きちんと調べていないってのもあったんだけど、今から考えると特定の分野に関して知識があったからこそ、余計に思い込みが強くなった側面があったと思う。…

欲張ると頭が悪くなることがある

最近はコロナウイルスの影響で社会の状況がいつもと違っていて、これまでわかりにくい形をしていたものが、明確になるといったことが発生している。昨年度はきちんと学問を修めてバリバリに成果を上げてる研究者の人なんかが、欲張ったがために頭が悪くなっ…

M1 Mac に移行した

移行しました M1 の Mac に移行した。 最新 Apple MacBook Pro Apple M1 Chip (13インチPro, 8GB RAM, 256GB SSD) - スペースグレイ発売日: 2020/11/17メディア: Personal Computers CPU のアーキテクチャも変ってるんだけど、これまで使っていた macOS の M…

今年に導入された料理

年に何度か作る定番の料理ってのがあるんだけど、今年はわりと種類が増えた。その中でも良かったものを5つ選んで記録しておこうと思う。 ルー使わないカレー 市販ルーを使わないでカレーを作るようになった。玉葱を強火で炒めてカレー粉をまぶして、肉類を炒…

今年は社会や生活に関していろいろ思うところがあった

今年はいろいろと大変だった。 私は社会や集団があんまり好きではないので、昔から少し距離を置きながら生活をしている。だからコロナウイルスもあんまり関係ないだろうなと思ってたら、けっこうガッツり影響があって面倒くさかった。それなりに対処できたし…

買い物について考える一年だった

年をとったからなのか、最近は食べたり飲んだりしたらなくなるものは積極的に買うけど、ずっと部屋にあるものは買いたくないみたいになってきている。なんでそんなことになったのかはよく分からないけど、とにかくそういう感じである。もちろん壊れたり不便…

無為無策だとどうなるのか試してみたら普通に無為無策なことをしたような結果だった

『忍術漫遊 戸澤雪姫』を電子書籍にした 大昔に、アマゾンジャパンには電子書籍を売る機能がなかった。その時にルールの穴のようなものをついて、強引に電子データを売ったことがある。なんでそんなことをしたのかっていうと、したかったからしただけで深い…

努力もなしに実現していることがわりとある

欲しいけど、この世の中に存在しないものがある。ないものを作るのはすごい大変なんだけど、世の中は日々進歩していて、努力もなしに実現していることがわりとある。 最近気付いたのは、コーヒーメーカーだった。 cocolog-nifty.hatenablog.com アランケイの…

スマホはものすごく良くなった

スマホはよくなった 普通に使っているからあんまり意識しないんだけど、スマホはすごく良くなったと思う。 本格的に良くなったなと思ったのは2018年後半くらいに買いかえした時あたりで、速度は以前の機種の8倍くらい、メモリとストレージの量以外は、使って…

わりと頑張って書いたけどそれほど読まれなかった記事一覧

私にはたまに狂ったように、ひとつのことを調べる時期がやってくる。後に気が向いたら、調べた結果をまとめて記事にすることもある。狂ったように調べるくらいだから、私はものすごく面白いって思ってるわけだけど、それがどのくらい読まれるのかは分からな…

子規の無謀、漱石の豹変、龍之介の演出、三者三様の夜間旅行

明治時代の忘れ去られた文化を調べている際に、正岡子規、夏目漱石、芥川龍之介が、それぞれ夜間旅行をしていたことに気が付いた。それぞれの旅行を比較するとなかなか面白く、記事としてまとめてみると16000文字くらいの長さになった。 夜間旅行があった 子…

謎の話の良さについて

私は謎の話や出来事が好きなんだけど、そもそも謎の話とはなにかっていうと、どう考えてもこちらが先に到着するはずなのに、あっちが先に着いていたとか、絶対になにがあってもこちらの選択肢を普通の人間ならとるはずなのに、なぜ絶対に間違えるほうを選ん…