山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

喫煙者と嫌煙者で協力すべき時が来ているのではないのか

目出度さも ちゅう位なり おらが春 小林一茶

めでたさが MAXめでたい 法隆寺 山下泰平

正月や 冥途の旅の 一里塚 めでたくも ありめでたくもなし 一休宗純

正月が マジでめでたい 法隆寺 問答無用で クソめでたい 山下泰平

というわけでタバコはとにかく最悪、私の近くで吸わないで欲しいんだけど、私は喫煙する。もともと私は喘息でタバコ嫌いだったんだけど、ストレス増加すごすぎてタバコを吸いはじめたら、なぜか喘息がなおった。そんなわけで今でも惰性で喫煙者なんだけど、タバコの煙はスゲー嫌いだな。吸殻も小汚い。できればタバコ消滅して欲しいんだけど、私が吸えなくなるのは困る。困るんだけど、そろそろタバコなくなるんじゃないのかなっていう息吹が感じられる。

少し前に流行していたのが電子タバコ(VAPE)っていうやつで、これはグリセリンで水蒸気を出してニコチン摂取するっていう機械である。作ってるのが中国とか西洋とかで感性が雑だから、美味さや使いやすさを追及する方向ではなくて、とにかく蒸気を大量に出すっていう方向に進んでいる。なんか微妙な雰囲気ではあるものの、タバコ廃止して電子タバコだけでもいけないこともないっていう感じだった。吸ってる奴の健康被害は知らんけど、とにかく臭くはない。

今流行しているのが加熱式タバコで、これはタバコの美味味だけ味わうっていう仕組みを持っている。難しいのが人間っていうのは、美味味だけで満足しているわけでもないっていう点である。タバコの不味い部分も美味味に加担してたりするんで、微妙っていえば微妙なんだけど慣れたら加熱式でいいやってなるような気がする。吸ってる奴の健康被害は知らんけど、あんまり臭くはない。

電子タバコも加熱式タバコもわりと前から使ってたんだけど、面倒くさいっていうデメリットがあった。電子タバコだとニコチン液みたいなの輸入しないといけないし、加熱式タバコだと刻みタバコを買って詰めたりしないといけない。安いんだけど面倒くさい。油っぽいものを食べた後で吸うと、吸い口がドロドロになって面倒とかもあったな。それならコンビニでタバコ買うわってなるわけで、あんまり普及していなかった。

ところが最近になって iQOS だとか glo っていう加熱式タバコがきちんとしたたばこ会社から発売され、どこでも買えるようになってきた。JTもプルームテックっていうのを発売したりしている。どこでも買えちゃうんで、これだと面倒くささはあまりない。私は glo しか吸ったことないけど、十分に美味いな。臭いも1/10くらい、吸殻もそれほど汚くない。普通のタバコより10倍マシである。

最初に書いたけど私はタバコは吸うけど、他人のタバコの臭いは嫌いである。自分が吸ってるタバコは好きだけど、タバコ吸った後のゴミとかも大嫌いだな。消滅して欲しい。だから加熱式タバコやら電子タバコがメチャ流行したほうが私にとっては都合が良い。臭さも汚さも1/10だからな。周囲の人間が受けるダメージは、コーヒーやら紅茶やら牛乳とあんまり変わらない気がする。マナーを守れとか煙草を止めろとか馬鹿丸出しの顔でホザくより、テクノロジーーで解決したほうがずっと確実なんだから、さっさと加熱式タバコやら電子タバコに移行しちゃったほうが相対として良い世の中になる。

で、世の中にはタバコが異常に嫌いな人がいる。この人たちも私と思いは同じだと思う。とにかくタバコは臭いし、灰皿も不快である。だったら加熱式タバコやら電子タバコがメチャ流行したほうがマシってことになる。タバコ全部廃止にしろっていう理想はあるんだろうけど、現実的に考えるならまずは加熱式タバコや、電子タバコの普及が先だと思う。

そのためにどうすれば良いのかっていうと、もっと加熱式タバコや電子タバコを普及させなくてはならない。理屈としては普通のタバコの半額くらいなら絶対に売れるんだから、加熱式タバコ、電子タバコの減税と値下げしたら良いんだけど、日本政府は気化式タバコを増税して値上げするらしい。そんなことしたら普及が遅れちゃうわけで、俺は絶対に反対である。あいまいにタバコがなくなったらよさそうって思ってる私でもそう思ってるんだから、確固とした意志を持ち、タバコの煙と勝負している団体ならば政府の増税にものすごい勢いで反対してるんだろうなーって思ってたら、タバコ全てにメチャ反対していてクソ渋かった。

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