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山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

私はこういう人です

行為のレベルを下げると上手くいく

人間は高度さに憧れてしまう。私もついつい程度の高さを目指してしまう場合があるんだけど、これは疲れる。

だからレベルを下げていく。

レベルを下げるといっても素手で熱々パスタを食い、火傷したことがきっかけで火に怯えるよう感じの下り方は危険だと思う。普通の知能ある人は熱々パスタはフォークで食べます。レベルを下げるのは自分の知能ではなくて行為の水準で、なんで行為の水準を下げるとよいのかというと楽だからです。

他の人は知らないが、私の生活は苦しく厳しい。毎日がもうギリギリでマジ余裕ないし誰か助けてくださいお願いします。だから生活に生活以外のものが入る余地などない。もちろんパッケージ化された趣味なんか始める余裕はない。

しかしながら私には生活がある。私だけでなくて、人間というのは絶対に生活をしているだから生活の一部を趣味にすると、無理がなくて良い。生活を趣味にして趣味の価値を出すというのは難しくて上級者向けなんで今は放置することにして、とりあえず生活から趣味を切り出すとよろしい。

趣味とはいえレベルは低いほうが良い。趣味に高いレベルを求められる傾向があるため、ついつい無意識のうちに水準を上げたくなるけど、そういうことはしない。苦痛なくできるレベルの低いことだけずっとしていく。

一般的にレベルが低いというのは悪いこととされていて、確かに会社なんかで重役どもがブーブーと絶叫しながら延々と3つのミニカーで遊び続ける様子を社長が称賛しアッパレアッパレと絶叫しながらハゲ頭をペチペチ叩き続けるなどといった至極下等な快楽に耽っていたら、その会社は絶対に潰れてしまう。

しかしながらレベルが低い行為でも、続けているとなぜか技術が上ってしまう。この辺りはよく分からないんだけど、人間の性質とか本能とかそういうものだと思う。現に多くの人は普通に生きてるだけなに、いつのまにかインターネットとか出来てる。人間はずっと同じことをしてると、水準を上げてしまう性質があるんだと思う。会社潰れた後も廃墟となったビルで重役どもがブーブーと絶叫しながら延々と3つのミニカーで遊び続ける様子を社長が称賛しアッパレアッパレと絶叫しながらハゲ頭をペチペチ叩き続けるなどといった至極下等な快楽に耽り続けていたら、ブーブーっていうエンジン形態模写が異常に上達しミニカー捌きにも鋭さが出てくるし、社長のアッパレも大音量になっているはずです。

だから良いレベルの低い行為を続けていると、自然に良い技術が身に付く。それじゃ良いレベルの低い行為ってどういうことなんですかっていう話になると思うんだけど、これは人によって違う。まず続けられるレベルの低い行為を探すことから始めなければならない。例えば私の場合だと棚にデジカメカメラ置いておいて、一日に一回だけ電源を付けてなんも考えずにシャッター押す程度の至極レベルの低い行為ならば、なんとかギリギリできないこともない。使い終ったアルミホイルをすぐに捨てるというのは、かなりレベルが高いから出来ない。そんな私だって、瞬間接着剤を毎日揉みチューブが破れるか破れないかのスリルを楽しむというのならギリ出来る。こういうのは人によります。こういったレベルの低い行為の中から、発展すると良くなる行為を探し出す。

レベルの低い行為ならば誰だって出来ないこともないし、続かないこともない。で、このレベルの低い行為をなんとか趣味として落とし込んでいく方法が『趣味の方法』なんだけど、この続きはこちらです。