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山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

私はこういう人です

自己啓発が無駄だと言われる理由と改善方法について

趣味について

基本的に自己啓発の本に書かれていることを実行するには、自分よりもレベルの高い人の方法を真似する必要がある。だから無理してやったら本の通り出来るけど、やれる人はすでやってる場合が多いし、やってない人は疲れすぎて止める可能性が高い。

これが自己啓発とか読むの無駄といわれる理由で、とにかく偉い人の真似をするのは難しい。これを無駄じゃなくするのにはどう改善したら良いのかというと、著しく単純に考えると自分よりかなり程度の低い人間の真似すれば良いということになる。

程度とかレベルが低い下等な人間の真似をするのは簡単である。だからして下等な行動を真似したらいいじゃんってみなさんが考えている。しかしながら低レベル人間を真似しようッ! みたいな自己啓発の手法はあんまりない。なぜないのかというと、程度が低い人間は程度が低いためで、必要もないのにレベルの低い行為をわざわざ真似して、人間としてのレベルを落す必要がないからである。

それじゃ程度の低い人間は意味ないんですかって話になると思うんだけど、先ほども書いたように程度の低い人間の手法というのは程度が低いから誰でも出来るという特徴がある。

毎日三〇〇キロのバーベルを持って三時間歩く健康法と、ポケットティッシュひとつだけ持って五分歩く健康法があったとして、当り前だけど三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩き続けるほうが程度が高い。そして三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩ける人は絶対に健康である。三〇〇キロのバーベルというものはすごい。そんなすごいものを三時間持ち歩ける人は圧倒的な筋力があり、生物としてのレベルが高い。毎日三〇〇キロのバーベルを持って三時間歩ける人間であれば、ポケットティッシュ五分歩き野郎など三秒足らずのうちに始末することができるだろう。

それじゃ生物としての強度を上げるために、毎日三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩きますって思うかもしれないけれど、残念なことに普通の人類は三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩くように作られていない。そんなことしてたら骨格とかおかしくなると思う。身長三メートル九〇センチ体重四八〇キロの筋肉の塊で全身に刺が生えてる(刺に触った者は絶対に死ぬ)獣人みたいな人なら出来るかもしれないけど、滅多にそんな人類いない。そもそも三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩けるのなら健康法とか必要ない。もう人類としては十分に健康で強い。これ以上より強くより健康になってもメリットない。疲れて腹が空くだけで損だと思うし、三〇〇キロのバーベルを三時間持ち歩く人間は肉体が頑強すぎる馬鹿野郎なんだ。

それで話は戻るんだけど、毎日三〇〇キロのバーベルを持って三時間歩ける人間と、ポケットティッシュひとつだけ持って五分歩ける人、どちらのほうが人口が多いのかというと、ポケットティッシュひとつだけ持って五分歩ける人である。毎日三〇〇キロのバーベルを持って三時間歩ける人間のほうが格好良いし、その強靭な肉体を前にして貧弱なポケットティッシュ五分歩き野郎などは打ち震えるのみであるが、現実は受け入れなくてはならないし、自己啓発の中には実家が金持ちかどうかで実行できるかできないかが決るだろがみたいなものがわりとあったりする。できないものはできないんだから無理しても仕方ないと思う。

上記のような事情もあって、ほとんどの人にとって必要なのは、程度の低い人間でも出来る手法だと私は思っている。程度の低い人間ができることならほとんどの人ができる。私もかなり程度が低い行為に勤しんでいて、程度の低いことしか書くことがない。だから低いレベルに人気が出て欲しい。

程度の低さの一例を出すと、私は衣の付いた食材を炒める場合、鉄のフライパンを焦さないようにアルミホイルを下に敷いて料理する。あと余ったスペースで豚肉ピーマン炒めを作る。

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そんなことしてないで、テフロンのフライパンを買いなよって話になると思うんだけど、程度が低いからテフロンのフライパンを定期的に買い変えるのが面倒で、ずっと鉄のフライパンを使ってる。タンドリーチキンならオーブン使えば良いじゃないかと思うかもしれないけど、オーブンは中身が赤くなって恐いので絶対オーブン買いたくない。あと開いたスペースでピーマンを炒めるのは、こうすると洗い物を減るからです。

この様に鉄のフライパンで無理してタンドリーチキンと余った空間で豚肉ピーマン炒めを作るといったレベルの低い行為であれば、誰もが実行できる。そして簡単なことならば、容易に続けることもできる。事実私は簡単だから、惰性でずっとタンドリーチキンと豚肉ピーマン炒めばかり作っている。そうすると人類の性質なのか、なんなのか知らないけど技術が磨かれてくる。効率化された結果、八分程度で弁当が完成しそこそこ美味い。

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この様に簡単すぎて容易に続けることができ、知らないうちにメリットが生じているといった行動を考えれば、誰もが実行できるハウツー本っぽくなる。他人の気持は知らないから当てずっぽうで書くけど、とにかくみんなそういう方法を知りたいって思ってるし、そういう感じの気運と世論が高まっていると思う。

だからこの『趣味の方法』も世論と気運に答えるために、レベルの低い行為を続けてると知らないうちに価値になってるみたいな感じの手法になっていますが、鉄のフライパンで無理してタンドリーチキンを作る必要はない。タンドリーチキンにはオーブンが便利だと思います。