山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

趣味の発表

禁酒宣伝百人一首について

禁酒宣伝百人一首 これは大正時代の書かれた小冊子、背景を説明しておくと、百人一首は昔からみんな大好きで、ネットで有名なのだと愛国百人一首がある。禁酒運動に関しては明治くらいからあった。 日本における禁酒運動は、キリスト教とペアで広がっていた…

焼きそばから逃げずにむしろ突っ込めば焼きそばが逃げる

エンジニアの人が祭で屋台焼きそばを作らされそうになったから、仕事を辞めたという話があって、これは妥当な判断だと思う。しかしながら焼きそばを作らされそうになるたびに転職していたら、かなりダルい。だから覚えておいて欲しいんだけど、逃げるから焼…

常識最高サンキュー常識

常識に抗えとか常識に囚われずイノベーション起こせ自分の頭で考えろとかそういう馬鹿丸出しの話あるけど、私は常識が最高だと思うし本当に常識がいてくれて良かったと思う。常識がないと大変なことになる。 「それでもお父さんは常識なんか気にするなって言…

明治三四(一九〇〇)年のコナン・ドイル『Beyond the City』翻訳作品について

コナン・ドイル『Beyond the City』は、明治三四(一九〇〇)年に『女豪傑』という書名で翻訳されているようだ。 『女豪傑 松居松葉 青木嵩山堂 明治三四(一九〇〇)年』 コナン・ドイルはかなり人気のある作家で、翻訳の歴史もかなりまとめられている。だから…

インターネットで揉め事になった時おかしなハンドルネームだと有利

インターネットで揉め事に巻き込まれた時、おかしなハンドルネームだと有利だと思う。 例えば私と『お腹ぷっくりマンプク丸おじさん』の間でトラブルが発生したとする。なぜトラブルが起きたのか、説明するとある日『お腹ぷっくりマンプク丸おじさん』が上半…

明治大正文学の雰囲気を知ることができる書籍まとめ

はじめに 今の私はちょっとした事情があって、マイナー犯罪実録作品とその作者について調べている。その作者は、明治の三五年あたり東京の麻布及び硯友社あたりに出没していたらしい。そんなわけで文学者たちによる明治三五年辺りの記述を調べてたりしてるん…

昭和十四年のラーメンレシピ

お惣菜料理 主婦之友社 編 主婦之友社 昭和十四(一九三九)年) ほぼ今と同じ、味の素も入っている。これを中途半端に再現すると、こういう感じになる。 昔の中華そばっぽい味がする。 大正一五年だと味の素は入らず、グリンピースが投入される。 手軽に出来る…

明治の弥次喜多宇宙へ行く

明治の SF は整理されている 明治の SF 小説は調べている人がわりといて、学問と対象となっていないジャンルとしてはかなり美しく整理整頓されている。推理小説も似た状態で、この2ジャンルについては先行研究をしてくれている人たちにとてもお世話になって…