山下泰平の趣味の方法

これは趣味について考えるブログです

白ご飯世界

日本における代用食の歴史はとても長い。ただし本格的に代用食の探究が開始されはじめたのは、明治時代のことである。混ぜご飯やおからの活用などがあったが、最も盛り上がったのは玄米食だった。 玄米は白米と比べ1.3倍の栄養があるため、消費量が7割で済む…

剣道と銃剣道どっちが強いのか大正時代に試してる奴らがいた

子供に銃剣道と剣道のどっちを教えるのか迷ってる人たちが大量にいるんだけど、強い方を教えたほうが良いに決ってる。男だったら誰だってそう思う。女だってそう思うはずだし、大正時代の奴らもそう思ってる。そんなわけで大正14年に銃剣道vs剣道の試合が開…

福沢諭吉の合理性が大正時代には群馬の校長へと届いていた

学問のすゝめについて 明治時代の先鋭的な人々は、迷信を嫌う傾向があった。そして合理性を追及していた。彼らは時には病的なくらいに迷信を痛罵し、信仰を小馬鹿にしたりする。 彼らが迷信を嫌うのには理由があって、誰もが筋道を立てて考えられる国にした…

大正時代に教育勅語好きすぎて催眠術を使ってくる奴がいた

あんまり詳しく知らないんだけど、園児に教育勅語を暗唱させてる幼稚園があるらしくって、国会?議会?とにかく偉いオッさんとかが集る場所で大臣みたいな人が教育勅語サイコーって絶叫し、喜ぶ人やら怒る人が出てきて大変だという状況が発生している。 そも…

簡易生活周辺の歴史について

私の趣味のひとつに、明治あたりのつまらない文化を調べるってのがあって、最近は簡易生活ってのに興味を持っている。簡易生活の基本的な概念は次の記事で解説してある。 cocolog-nifty.hatenablog.com 簡易生活は、生活改善運動っていう巨大な文化の中の一…

大正時代の健康法を5年くらい実行してたら普通になったので1万文字くらいかけて紹介する

私は明治やら大正時代が好きで調べてる。それだけじゃなくて、当時流行してたことを実際にやってみるのも好きだったりする。昔だから今より全てにおいて水準が低いので、実行してもあんまり意味ないんだけど面白いからやってる。 大正時代の健康法も実践して…

舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する

舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討…

強すぎる兵隊ギャグについて

かって日本兵は強いっていうのがあった。 普通の人はこの辺りのことを丁寧に調べたりしないから、なんでもかんでも戦意高揚のためのものだろ悪だッ!! みたいな認識だと思う。しかしながら日本はすごい!! だから日本兵が強いってだけで終わらずギャグになって…

若者はオッさんムシって良いと思う

すでに私はオッさんになってしまったんだけど、すぐに足が疲れてきてダルダルになってブラブラする。すごいブラブラするから足に意識が集中して、知能の低下もただならぬ状態である。こういう人間から学ぶことがあるのかっていうと、皆無だと思う。 俺の足が…

この世界の片隅にの評価が高いのはとても良いことだと思う

『この世界の片隅に』って映画があって、戦時中の日常生活が詳しく描かれているらしい。それがわりと評判が高いという話を聞いて、ヘーって思った。ちょっと前だったら観て怒り出す人もわりといたんじゃないかなって感じがした。 私が子供の頃には平和教育?…

会長や社長が南京事件なんかを調べはじめたら諦めるしかない

近代の歴史を調べて遊ぶのは、すごく楽しい。楽しいんだけど、わりと微妙な感じになりやすいっていう特徴がある。 南京事件で検索すると、南京の虐殺はあったッ!!! みたいな人と、南京の虐殺などないッ!! って絶叫してる人ら大量にいる。本格的に昔の事を調…

SMAP さんを心配しているライターの人いるけど心配されても SMAP さんは困ると思う

今は便利な時代でスマートフォンに様々な話題のニュースを報せてくれる機能が付いている。それ読むとWEB メディアのライターの人らがすごい SMAP さんを心配している。 知らない人のために説明すると、SMAP さんとは5人でひとつの国民的スターである。その S…

絵本で喧嘩してる大人やエントツは子供の教育に悪い

最近またもや痛ましいインターネット事件があって、エントツが大量に出てくる絵本?みたいなのを無料で配布した奴がいて、それ見て激怒する奴らが出てきてメチャ喧嘩している。 それで絵本って文字が苦手で脳が未発達な子供向けのものだと思うんだけど、エン…

強すぎるプレッシャーは人を駄目にする

多少のプレッシャーは良い影響があるかもしれないけど、強すぎるプレッシャーは人を駄目にする。そんなことは誰だって知っている。知らなくても常識で考えれば分かると思う。だからこれでこの話は終りですといいたいところだが、世の中にはどんなに当り前の…

明治のレシピには火加減がほとんど出てこない

明治あたりのレシピ本には火加減がほとんど出てこない。大正時代のレシピでも火加減はこういう感じ。 『ゆるゆると煮』 この他に、ぽち火というのもあるけれど、強火、弱火という表現はほぼない。なぜに火加減についての言及がないのかというと、当時の台所…